BOUT32 プレビュー

ノースエリア格闘技イベントBOUT32 大会結果】

▼日時:
2018年7月8日(日)
17時開場 17時30分試合開始
▼会場:
コンカリーニョ(JR琴似駅直結)

北海道札幌市西区八軒1条西1丁目1−2
▼主催:
BOUT実行委員会

TEL:011-562-3291

URL:http://bout.jp/

初夏の北海道でキックボクシングが大爆発! 7月8日、札幌のコンカリーニョで『BOUT32』が295名(超満員札止め=主催者発表)の観客を集めて行われた。
今大会はアンダーカードがなく、通常のBOUTならいずれもメインイベントというべきマッチメークが4試合も組まれ、第1試合から場内を熱狂の渦へと巻き込んだ。
また試合開始前には、北海道キック界の顔であるTOMONORIがリングイン。10月28日、新札幌のホテル・エミシアで『BOUT34』の開催とともに、同大会で自身のラストマッチを行うことを発表した。
「10月28日は現役最後の試合にしたいと思います。3年前、ISKA世界タイトルマッチで負けたポール・ザ・シウバとやります」
どんな試合形式になるかは未定。TOMONORIのリベンジか。シウバの返り討ちか。ホテル・エミシアでは昨年6月11日、BOUTが初興行を行い、メインイベントにはTMONORIも登場し、エヴァン・ジェイズ(イギリス)とのISKA世界フライ級王座認定戦に挑み同王座を獲得している。
リングに上がるのはジェイズ戦以来、1年4カ月ぶり。NJKFやBOUTで一時代を築き上げた北の小さな巨人は有終の美を飾ることができるのか。


IMG_7918
▼第7代RISEバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R

山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級3位) 54.8kg

出口智也(忠和會/同級5位、Northen Supernova 2015優勝) 54.9kg

勝者山川判定2-0

かつて拳を交わしていそうで交わしていなかった北海道在住の現役ランカー同士がBOUT32のメインイベントで激しい火花を散らした。しかも、この一戦には那須川天心が返上した第7代RISEバンタム級王座決定トーナメント一回戦の冠がつけられていた。RISEの頂きを目指す山川賢誠と出口智也にとって、これほどモチベーションが高まるマッチメークはない。

IMG_8718

意外にも1Rは静かな立ち上がりだった。前蹴りで機先を制しようとする山川に対して、出口は後の先を狙うように攻撃を返していく。かと思ったら緩急をつけるかのようにいきなり山川を追いかけ、パンチの連打を狙う場面も。
そうした中、1R中盤から山川が試合の主導権を徐々に握っていく。前蹴りで出口のバランスを少し崩したかと思ったら、テンポのいい右ジャブで追い打ちをかける。負けん気の強い出口が前に出てくると、闘牛士のようにその突進を巧みにサバいた。
2Rになっても、山川の攻勢は続く。右ジャブでリズムをとりながら、左ストレート。出口が前に出てくるとサバいたり、クリンチして試合の流れを渡さない。
3R、もうあとがない出口は開始早々前へ。この積極性が功を奏し、一発食らった山川の足元は一瞬グラつく。ここぞとばかりに出口はラッシュを仕掛けるが、山川はクリンチで凌ぐ。そして左ミドルとカウンターのヒザ蹴りで反撃を開始した。その直後から観客席は「賢誠コール」と「智也コール」に二分されるほどの応援合戦になったが、山川は左ストレートやハイの連打で盛り返した。

IMG_8776

判定は1~2Rに試合をリードした山川が2-0で勝利。誰よりも早くトーナメント準決勝へと駒を進めた山川は饒舌だった。
「勢いに呑まれそうになる場面もあったけど、勝てて良かった。準決勝、決勝にも勝ってチャンピオンベルトを巻きたい」
お互いの意地とプライドが真っ向からぶつかり合う、メインイベントに相応しい一戦だった。北の大地にキックボクシングを根付かせた感のあるBOUT。次回BOUT33は10月14日函館流通ホールでの開催を予定している。


IMG_6839
RISE公式戦バンタム級3分3ラウンドEX1R

拓也(蹴空ジム/RISEバンタム級8位) 54.9kg

樺島峻太(リアルディール) 54.9kg

勝者拓也判定3-0

今春、RISE WESTに乗り込んで格上の小崎貴誠を撃破した拓也が第3試合に登場し、小崎と同じリアルディールに所属する樺島峻太と対戦した。
拓也がネックレスをとり忘れたまま一度は試合開始のゴングが打ち鳴らされるアクシデントがあったが、拓也は慌てず騒がず。強烈なプレスとともにローの打ち合いに挑む。はるばる九州からやってきた応援団の声援を背に樺島はローキックや左クロスで揺さぶりをかけるが、試合の流れをつかみとるまでには至らない。
手数では劣勢な感が否めなかった拓也がようやく重い腰を上げたのは1R終了間際。軽快な右ローと右ストレートを浴びせる。2Rになると、拓也の攻撃はさらに加速。右ストレート、ボディアッパー。さらにワンツーからミドルを打ち込むと、樺島は初めて効いた素振りを見せた。飛びヒザやバックハンドは失敗したが、明らかに拓也のラウンドだ。
3Rになっても、試合の流れは変わらない。樺島も必死に返していくが、スタミナは拓也の方が上。最終Rになっても落ちないプレスとともに攻撃の手を休めず、そのまま試合終了のゴングを聞いた。
千葉県出身でいまだ両親は同県の済む拓也はRISEの2度目の幕張メッセ大会開催と同大会への出場を熱望している。


00002899
BOUTキックボクシングルールフェザー級3分3ラウンド

熊谷麻理奈(WSR札幌/J-GIRLSフェザー級3位) 57.15kg

中川梨香(大成会館) 56.5kg

勝者熊谷判定3-0

5月12日、韓国で開催されたROAD FCでMMAデビューを果たした熊谷麻里奈が北海道に凱旋。本職のキックルールでの再起戦を飾った。青コーナーから登場したのは大阪からやってきた中川梨香。5月20日のホーストカップ名古屋大会では″タフガイ″溝口孝湖からパンチで2度ダウンを奪い、大差の判定勝ちを収めている期待の新鋭だ。
1R、試合を優勢に進めたのは中川の方だった。前蹴りをジャブ代わりに多用して熊谷の前進を封じたのだ。終盤、前蹴りの3連打で熊谷を前進を食い止めると、観客席から大きなどよめきが起こった。
2R、試合の流れを変えたい熊谷はワンツーからのローで中川を削りにかかる。その後もリーチの差を存分に活かしたワンツーで中川を懐に入らせない。終盤には痛烈な右ストレートをクリーンヒットさせ、中川をグラつかせた。
3Rになっても熊谷の勢いと止まらず、ワンツーや右ミドルでダメ押し3-0の判定で勝利を呼び込んだ。2Rになってから落ち着いて試合の流れを変えることができるだけのスキルを持ち合わせていたことが勝因か。


00002343
RISE公式戦スーパーライト級3分3ラウンド

AKINORI(蹴空ジム/RISEライト級7位) 63.9kg

吉田敢(BRING IT ONパラエストラAKK※恵庭出身) 64.0kg

勝者AKINORI KO 2R2′51

オープニングマッチにはかつて何度もBOUTでトリを飾っているAKINORIが登場し、札幌のベットタウンである江別出身で現在は東京を拠点に活動する吉田敢を迎え撃った。
BRING IT ONパラエストラAKKに移籍。心機一転巻き返しを計る吉田は1Rから前蹴りを中心にAKINORIに襲いかかる。いつになく好戦的で動きにもキレが感じられる。そんな吉田に対してAKINORIは1R後半から反撃を開始。得意のワンツーのボディフック。左から右アッパーなどの連打で吉田を崩しにかかる。
2Rになると、AKINORIはローキックを中心の手数でも吉田を上回るようになり、試合の主導権を握る。AKINORIの左ミドルキックで吉田は後退したり、ロープを背にするなど守勢に回る場面が目立ってきた。クライマックスは3R。激しい打ち合いの中、AKINORIのラッシュはさらに加速。ワンツー、右アッパー、ボディフックと波状攻撃を浴びせ、吉田は窮地に追い込む。
そして右で先制のダウンを奪う。こうなったら、試合の流れは動かない。AKINORIは左ミドルで追い打ちをかけながら、再び右で2度目のダウンを奪う。なんとか立ち上がってきた吉田だったが、すでに青息吐息。最後は右から左のフォローされ、深々とキャンバスに沈んだ。
復活の狼煙をあげたAKINORIは「使ってくれるなら、東京でも札幌でも構わない。とにかく強い奴はやりたい」と吠えた。

文 スポーツライター 布施鋼治(札幌出身) 写真提供 格闘技WEBマガジンMMA―ZEN https://mma-zen.com/

BOUT34開催決定!

ノースエリア格闘技イベントBOUT34

▼日時:
2018年10月28日(日)
▼会場:
ホテルエミシア3Fパレスホール
▼主催:
BOUT実行委員会

TEL:011-562-3291

URL:http://bout.jp/

対戦決定カード

ΓTOMONORI LAST MATCH」

TOMONORI  vs ポール・ザ・シルバ

BOUT32大会結果

【ノースエリア格闘技イベントBOUT32 大会結果】

▼日時:
2018年7月8日(日)
17時開場 17時30分試合開始
▼会場:
コンカリーニョ(JR琴似駅直結)

北海道札幌市西区八軒1条西1丁目1−2
▼主催:
BOUT実行委員会

TEL:011-562-3291

URL:http://bout.jp/

対戦決定カード

▼第7代RISEバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R

山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級3位) 54.8

出口智也(忠和會/同級5位、Northen Supernova 2015優勝) 54.9

勝者山川判定2-0


RISE公式戦バンタム級3分3ラウンドEX1R

拓也(蹴空ジム/RISEバンタム級8位) 54.9

樺島峻太(リアルディール) 54.9

勝者拓也判定3-0


BOUTキックボクシングルールフェザー級3分3ラウンド

熊谷麻理奈(WSR札幌/J-GIRLSフェザー級3位) 57.15

中川梨香(大成会館) 56.5

勝者熊谷判定3-0


RISE公式戦スーパーライト級3分3ラウンド

AKINORI(蹴空ジム/RISEライト級7位) 63.9

吉田敢(BRING IT ONパラエストラAKK※恵庭出身) 64.0

勝者AKINORI KO 2R2′51

BOUT32全選手計量クリア!

明日開催されますBOUT32の公式計量が本日12時から行われまして、全選手が第1回目の計量で契約体重をクリア致しました。

尚、チケットは指定席は全席完売致しましたが、ご要望にお応えしまして、明日12時から立見席を6000円にて販売致します。

若干枚数の販売となりますのでお早目にお求めくださいますようお願い申し上げます。


【ノースエリア格闘技イベントBOUT32 計量結果】

▼日時:
2018年7月8日(日)
17時開場 17時30分試合開始
▼会場:
コンカリーニョ(JR琴似駅直結)

北海道札幌市西区八軒1条西1丁目1−2
▼主催:
BOUT実行委員会

TEL:011-562-3291

URL:http://bout.jp/

対戦決定カード


▼第7代RISEバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R

山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級3位) 54.8

出口智也(忠和會/同級5位、Northen Supernova 2015優勝) 54.9

bout-32-weight-1


RISE公式戦バンタム級3分3ラウンドEX1R

拓也(蹴空ジム/RISEバンタム級8位) 54.9

樺島峻太(リアルディール) 54.9

bout-32-weight-2


BOUTキックボクシングルールフェザー級3分3ラウンド

熊谷麻理奈(WSR札幌/J-GIRLSフェザー級3位) 57.15

中川梨香(大成会館) 56.5

bout-32-weight-3


RISE公式戦スーパーライト級3分3ラウンド

AKINORI(蹴空ジム/RISEライト級7位) 63.9

吉田敢(BRING IT ONパラエストラAKK※恵庭出身) 64.0
bout-32-weight-4

BOUT32当日立見席販売決定!

3月26日(日)にコンカリーニョ(JR琴似駅直結)にて開催されますBOUT32は既報の通り指定席は全席完売致しましたが、ご要望にお応えしまして急遽当日11時より立見席を6000円にて販売致します。

尚、数枚の限定販売になりますので売り切れの際にはご容赦いただきますようお願い申し上げます。

 

識者は予想する!山川vs出口第3回目は・・・

山田タカユキ(格闘技WEBマガジンMMA-ZEN主宰)

※  自ら立ち上げたインターネットサイト「格闘技WEBマガジン MMA-ZEN」にて北海
道で活躍する格闘家・武道家をクローズアップし続けて居り、BOUTやパンクラス札幌
大会の取材も継続的に行っている言わば「北海道格闘技界影のご意見番」
プロファイターとしても豊富な試合経験を誇り、一時期はタイに在住しながらムエタ
イの試合に出場していた過去も有り。

山川賢誠vs出口智也の一戦は、水と油の戦いだ。山川の戦い方次第では水が油をはじ
くが如く、出口を寄せつけずに勝利するだろう。例えるならば、BOUT-29での山川vs
津田戦の再現である。
これはどちらが強いといった問題ではなく、ジャンケンのような相性の問題だ。山川
が負けた相手に出口が勝つ場合もあるし、その逆もしかりである。山川が”負けない
戦い方”に徹した場合、方程式で出した回答のように「山川勝利」が導き出されるの
だ。
しかし、「なんのためのRISEルールなの?」と首を傾げたくなる山川の非好戦的な
ファイトスタイルは、関係者には不評である。つまり「見ていて面白くない。興行が
盛り上がらないじゃないか」というわけだ。
ましてや今回の相手は打ち合い上等、ハードパンチャーの出口智也だ。山川とて負け
ず劣らずのハードパンチを持っているのだから、ファンとしては二人の「打ち合い」
を見たくてチケットを買っているのである。あからさまに打ち合いを避けることは
ファンへの裏切り行為に等しい。
よって「100%自分のファイトスタイルを貫き通せば勝利は固いが、それではイベン
トは盛り上がらず、メインイベンターとしての資質を疑われてしまう。だから少しは
出口のファイトスタイルにも付き合わなければならない」
これが山川が思い描く着地地点ではなかろうか。問題はそのパーセンテージだ。おそ
らく8-2、もしくは7-3といった割合でファイトスタイルを出口に譲るのではないか。
出口に勝機があるとすれば、そのパーセンテージを6-4、可能であれば5-5まで引き出
せるかどうかに懸かっている。

作戦としてはこんな方法はどうだろう。名付けて「天心vsロッタン作戦」だ。
1R、出口は山川が距離を置いて離れるたびに、外国人のように両手を広げて「おい
おい、男らしく打ち合おうじゃないか」というオーバージェスチャーを繰り返すので
ある。目的は観客に「山川は逃げている」と印象づけることにある
2Rも困惑した表情で「そりゃないだろ。君はそれでも男なのか?」とジェスチャー
し挑発を続ける。終盤には鼻息を荒くする態で「来いよ!打ち合え!」と手招きジェ
スチャーを繰り返し、同時に出口の応援に駆けつけた応援団が「山川、打ち合え
よ!」と、声を大にして叫ぶ。こうして会場全体の空気を「山川は打ち合いに応じる
のか?それとも逃げるのか?」といった一点に収斂させていくのである。
こうして「観客の興味」を味方につけていき、3Rには山川の応援団から「賢誠、いい
かげんにしろ!」と声が出ていればベストだろう。山川のような優等生キャラで作ら
れた選手はこういったプレッシャーには弱い。しかし、この作戦の本当の目的は延長
戦に持ち込むことにある。
このような状況で延長戦に持ち込めば、もはや打ち合いを避けることは許されない。
もし避ければ”戦犯”扱いされることは必至だからだ。こうなれば前述のパーセン
テージを5-5に持ち込むことも十分に可能だろう。ここで初めて出口は勝負を賭ける
のである。
仮に山川が打ち合いに応じず敗北した場合でも、山川に対して「勝負を逃げた卑怯
者」というレッテルを貼って敗北しておくことで、ダイレクトリマッチに繋げるとい
う道も開ける。単純に猪突猛進で向かって敗北したのでは「山川のテクニックに翻弄
された」と言われて終わりだ。これまでの苦労も水泡と帰してしまう。
出口は内向的な性格なのか、リング上でのパフォーマンスに乏しい。しかし「今年に
賭けている」というのであれば、これくらいの新境地は見せてほしいものだ。